翻訳と辞書 |
宮内府 (大韓帝国)[くないふ]
宮内府(くないふ)とは、大韓帝国の皇室(李王家)の家政を所掌する機関。 == 概要 == 1894年の甲午改革を機に設置された。日本の宮内省に倣った組織であるが、日本の宮中制度の一大原則であった「宮中府中の別」が存在しなかった。 例えば、宮内府は度支部(財務省に相当)とは別に租税を徴収したり、行政や司法に介入するなど「政府以上の政府」と呼ばれる始末であった。そして宮内府にたかる怪しい連中が宮中をたむろしていた。そのため設置当初の宮内府は、日本の宮内省とは似ても似つかない存在であった。韓国政府はこの窮状を打開するために、日本の大蔵官僚である目賀田種太郎を財政顧問として招聘し、財政改革を行うことになった。目賀田は皇宮警察制度を導入し、部外者の宮中立入を禁止した。そして各種税目の政府移管や放漫財政の洗い直しを行い、漸く宮中の債務完済に成功した。 韓国併合後は、日本の宮内省の外局たる李王職となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宮内府 (大韓帝国)」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|